「阿部タワー?」
先週金曜日、ミッドランドスクエアシネマで『祈りの幕が下りる時』の舞台挨拶が行われました!
主人公・加賀恭一郎を演じた阿部寛さん、加賀のいとこで相棒の松宮脩平を演じた溝端淳平さん、福澤克雄監督が登壇。
記者席のど真ん中に陣取ってしまったため、阿部さんをかなり見上げる形になってしまいました。(そびえ立つタワーのようで、近いのに遠い…)
鉄板の身長ネタ?で溝端さんが、
「僕も身長177㎝あるんですよ!でも阿部さんと監督が190㎝もあるから!」
と嘆きつつ、敢えて二人の間に立ったり、会場をあたためてくれました。
ちなみに、ドラマ撮影当初、身長差を気にする溝端さんに阿部さんが、靴のなかに入れる2㎝のインソールをプレゼントしたそう。
「加賀を演じて8年」
東野圭吾さん原作のドラマ「新参者」が放送されたのは2010年。
8年間、“加賀恭一郎”を演じてきた阿部さん。
「加賀を演じる前は、エキセントリックな役が多くて、“結婚できない男”とか(笑)。真っ直ぐな刑事を演じるのはすごく怖かった。それが8年続くなんて、しかも今までで最高の作品…」といいかけて、お客さんに、
「まだ観てないですもんね。ハードル下げた方がいいか(笑)」。
共演した松嶋菜々子さんについては、
「初めて共演したので、初日は緊張したし、もう、目を見てると引き込まれて。対面していると、このままずっと居たいなと、不思議な感覚でした(笑)」
阿部さんが“引き込まれた”という松嶋菜々子さん。
今作では、事件の鍵を握る舞台演出家・浅居博美を演じています。
表情一つ一つを一秒も見逃せないほど、迫力と凄み、悲しみを含んだ演技。本当に素晴らしかったです!
(博美の少女時代を演じた桜田ひよりちゃんもすごく良い!)
「監督は…!」
今作で「新参者」シリーズ初参加の福澤克雄監督。
これまで「半沢直樹」、「ルーズベルト・ゲーム」、「下町ロケット」、最近では「陸王」も手掛けた敏腕中の敏腕ディレクター!
(映画では2008年の「私は貝になりたい」で初監督)
これだけの実績、実力のある監督なのに、舞台挨拶では、
「力を込めてやりました。面白いかどうかはわかりません。決めるのはお客さんなので。」
「うまくいってるような気がします。だって監督が“うまくいった”何て言うとシラケますでしょう?んー、うまくいってるような気がします。」
と、かなーり謙遜されていました(笑)
余談ですが、福澤監督、福澤諭吉の玄孫でいらっしゃいます。
「お化粧直し必須です」
加賀恭一郎はなぜ日本橋署の“新参者”になったのか?
父親との確執、加賀の過去が今作で明らかになります。
親子の愛の物語は、どの世代でも共感できるのでは?
(「新参者」初心者の方は、公式HPで過去の作品の概要が分かりますので、参考にしてみてください!)
“泣けるミステリー”「新参者」の完結編。
私は朝10時半~の試写で観て、“朝からすごいものを観てしまった!”と思いました。
それは“ずーんと重い気持ちになった”とかではなく、
残ったのは、温もりが骨身にしみるような感覚。
あと大量の涙と鼻水よる頭痛(笑)
女性の皆様、アイメイクはほどほどに!
『祈りの幕が下りる時』
公開日:2018年1月27日(土)
劇場:全国にて
配給:東宝
公式HP:http://inorinomaku-movie.jp/
(C) 2018映画「祈りの幕が下りる時」製作委員会