現在公開中の映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』が大ヒットしている。福原遥演じる女子高校生が終戦間近の1945年の日本タイムスリップし、水上恒司演じる特攻隊員と出会い惹かれてく…。原作はSNSを中心に「とにかく泣ける」と話題となり、シリーズ累計発行部85万部を突破した汐見夏衛によるベストセラー小説だ。興行収入10億円を突破した本作の魅力とは?主演の福原遥、水上恒司、原作者・汐見夏衛さんが名古屋舞台挨拶で語ってくれた。
福原遥、水上恒司、原作者・汐見夏衛が語る「あの花」秘話
平日の午前中にもかかわらず、超満員の客席。現代の女子高校生が戦時中にタイムスリップするという若者にも受け入れやすい設定に加え、出撃を目前に控えた特攻隊員の揺れる心情を描いた胸に迫るストーリー。途中から啜り泣く声が劇場のあちらこちらから聞こえ始めた。(もちろん私もご多分に漏れず)。福山雅治さんの「想望」がエンドロールで流れると、じんわりと哀しみと切なさ、温かな気持ちが溢れたその直後、福原遥さん、水上恒司さん、原作の汐見夏衛さんが登壇し、盛大な拍手が送られた。
映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』を解説!
映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』とは?
SNSを中心に「とにかく泣ける」と話題となり、シリーズ累計発行部85万部を突破した汐見夏衛によるベストセラー小説「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」(スターツ出版文庫)。世代を問わず泣ける原作が、NHK連続テレビ小説「舞い上がれ!」(22)を始め主演作が相次ぐ福原遥、「中学聖日記」(18/TBS)での鮮烈なデビュー後、NHK連続テレビ小説「ブギウギ」(23)など話題作への出演が続く水上恒司をW主演で迎え、感動の映画化。そして主題歌は、福山雅治による書下ろし新曲「想望」。今では当たり前のことが許されなかった時代に出会った、百合と彰。2人の時を超えた愛が交差する、涙なくしては観られないラブストーリー。
映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』ストーリーは?
親や学校、すべてにイライラして不満ばかりの高校生の百合(福原遥)。
ある日、進路をめぐって母親の幸恵(中嶋朋子)とぶつかり家出をし、近所の防空壕跡に逃げ込むが、朝目が覚めるとそこは1945年の6月…戦時中の日本だった。
偶然通りかかった彰(水上恒司)に助けられ、軍の指定食堂に連れていかれる百合。そこで女将のツル(松坂慶子)や勤労学生の千代(出口夏希)、石丸(伊藤健太郎)、板倉(嶋﨑斗亜)、寺岡(上川周作)、加藤(小野塚勇人)たちと出会い、日々を過ごす中で、彰に何度も助けられ、その誠実さや優しさにどんどん惹かれていく百合。
だが彰は特攻隊員で、程なく命がけで戦地に飛ぶ運命だったー。
公式HPより
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