1月17日(金)公開の映画『君の忘れ方』。恋人を亡くし、突然訪れた”喪失”と向き合う主人公・昴を演じるのは、本作で映画単独初主演となる坂東龍汰。昴の恋人・美紀を西野七瀬。昴が見る”幻影”という難しい役をどのように演じたのか?公開日の朝、作道雄監督にお話を伺った。
映画『君の忘れ方』作道雄監督インタビュー🎤
誰しもいつか経験する大切な人との別れ。
それは覚悟のある別れもあれば、突然悲しみに襲われることもある。
主人公・昴は結婚を控えた愛する恋人の命を交通事故により突然奪われてしまう。
それが映画の冒頭だ。
悲しみのやり場を見つけられず投げやりになりながらも前へと進んでいく昴を坂東龍汰さんが生々しく演じる。
自分がどう生活していたのかもわかなくなる感覚。決して多くないセリフや場面からも滲み出る。
自身も”喪失”の経験がある作道監督はどのように映画『君の忘れ方』を紡いでいったのか?公開日の朝、お話を伺った。
映画『君の忘れ方』を解説!
映画『君の忘れ方』とは?
主人公・昂を演じるのは、デビュー直後から映画、ドラマ、舞台と途切れることなく出演する若手実力派俳優で、ドラマ「ライオンの隠れ家」の演技も記憶に新しい、坂東龍汰。本作で映画単独初主演を飾る。最愛の恋人を突然亡くし、悲しみにどう向き合えばよいか、言葉にならない思いに苛まれる主人公・昴を、時に誰も寄せ付けず内に籠るように静かに、時に抱えきれない思いをぶつけるように激しく演じる。亡くなった恋人・美紀を演じるのは、映画や舞台などで様々な役をナチュラルに演じ、俳優としてますます頭角を現している西野七瀬。昴が見る”幻影”という言葉を発しない難役を、表情やしぐさで繊細に表現した。医師として岐阜で一人で暮らす昂の母・洋子には、海外にも活動の場を広げる南果歩。津田寛治、岡田義徳、風間杜夫らベテラン勢が脇を固める。
監督・脚本を務めるのは、国際映画祭で数々の賞を受賞し、第79回ヴェネチア国際映画祭VENICE IMMERSIVE部門の正式招待を果たしたVR映画『Thank you for sharing your world』を手掛けた新鋭・作道雄。本作のオリジナル脚本に加えて、初の小説版も書き下ろした。
劇中に登場する”グリーフケア”とは、大切な人を亡くすなど喪失を経験した遺族をサポートすること。どんな別れを経験し、どのように悲しみと向き合うのかは人それぞれ。周囲の人々の手を借り、不器用ながらも再生の道を歩む姿を描く独創的なヒューマンドラマだ。
映画『君の忘れ方』ストーリーは?
森下昴は付き合って3年が経つ恋人・美紀との結婚を間近に控えていたが、ある日、彼女は交通事故で亡くなってしまう 。
言葉にならない苦悩と悲しみで茫然自失の日々を過ごす中、母・洋子に促され、久々に故郷の岐阜へと帰省する。
洋子もまた、不慮の事故で夫を亡くし、未だに心に傷を抱えていた。
悲しみは癒えないと思っていたが、ある不思議な体験を通して、昴は美紀の死と向き合っていくように――。
公式HPより
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