【特集】 LUNA SEA SUGIZOさん& INORANさんインタビュー🎤(未公開トーク)

インタビュー

今回は特集記事!敬愛するLUNA SEAのギタリストSUGIZOさん、INORANさんのインタビューを掲載します!
10月26日(木)に、セルフカバーアルバム「MOTHER」「STYLE」のプロモーションで名古屋にお越しいただいたお二人に、アルバム制作秘話や29年前のエピソードなどを伺いました🎤
メ~テレの「ドデスカ!」「BomberE」では放送しきれなかったお話をたっぷり(ほぼ全編)お伝えします!

セルフカバーアルバム「MOTHER」「STYLE」、ライブもぜひ体感して!

LUNA SEAと出会って30年。当時ど田舎の高校生だった自分へ時空を超えて叫びたい。

”LUNA SEAが「MOTHER」と「STYLE」のセルフカバーアルバムをリリースし、それを引っさげ全国アリーナツアーを行っているよー!”

くり返しCDを聴くことしかできなかった子どもの頃。手の届かなかったライブへ行くという夢。
二度とあの頃の憧れは叶えられないと思っていた…そんな私たちへの最高のプレゼント。

すみません。熱くなりました。

普段は映画監督さん、俳優さんへのインタビューなどを掲載している「シネマナ」ですが、今回は【特集】です!

10月26日(木)にプロモーションのため来名。メ~テレの朝の情報番組「ドデスカ!」、音楽番組「BomberE」の取材を受けてくださった、LUNA SEAのギタリストSUGIZOさんとINORANさん。

お二人には20分ほどお話を伺ったのに、テレビでOAできるのは残念ながらほんの数分。
せっかくたくさんお話してくださったのにもったいない!ということで、各所に許可、チェックをいただき、こちらに掲載させてもらうことになりました。

SLAVEさんはもちろん、LUNA SEAにまだ触れたことのない方にも、セルフカバーアルバム「MOTHER」「STYLE」を手に取ってもらえるきっかけになることを願っています。

この記事は、セルフカバーアルバム「MOTHER」「STYLE」をフラゲして聴きながら書いています。
音が頭の中を駆け巡る!!!これを聴いて、現在進行形のLUNA SEAを知ってしまったら、ライブに行かずにはいられないはず!
アリーナツアーは横浜、福岡を経て、12月に仙台、名古屋、大阪(カウントダウン)を控えています。
今、ちょっとでもあなたが行きたいと思っているなら、絶対に生の音を聴きに行って欲しい。
(初めての方にもSLAVEの皆さんは優しいです。私は全通するのでどこの会場にもおります。困ったらお声掛けくださいw)

余談ですが、取材当日、メ~テレの正面玄関までLUNA SEA御一行様をお迎えに行くと、出会い頭にSUGIZOさんに「お久しぶりです!」と言われ、動揺。「え?覚えていらっしゃるんですか?9年前ですが…」「いや、難民映画祭の方が後でしょ?」さすがの記憶力でございます。(そのあとINORANさんからもエレベーターホールで「お久しぶりです」と言われましたが、きっとINORANさんは覚えてなかったと思っていますw)

※LUNA SEAの過去のインタビュー記事は末尾のリンクからご覧ください。

アルバム制作秘話、そして第一線で躍動し続けるためのルーティーンとは?

29年前ガチンコでぶつかったこともいい思い出に。今5人で温泉に行くなら…?

―― きょう(10月26日)は29年前にアルバム「MOTHER」が発売された日ですね!

SUGIZOさん「お!そうなんだ!全然知らなかった!」

―― 今回、再録してみて、気づいたことや改めて感じたことはありますか?

INORANさん「そうですね、29年前ですけど、感覚としては空いてないんですよね。例えば「ROSIER」なら、ずっとライブで演奏しているから、繋がっていて、それを圧縮したアルバムができたと思います。」

SUGIZOさん「レコーディングしてみて痛感したのは、例えばずっとライブで演奏している曲は、この30年間、自分たちと一緒に成長している。自分たちの感触としても全然古くないんですよ。で、久々に演奏した曲はすごく新鮮で、“今の自分たちのセンスだったらこうだ!”という微調整をかなり施していますね。結果的に、2020年代のロックとして通用するというか、新譜として今年出たアルバムだよ、と言われても“格好いいじゃん!”と思えるようなものが出来た気がしています。すなわち、30年近く前に30年後も古くならない音楽を作っていたんだなと。24~5歳の僕らが、その頃はただがむしゃらに、でも一切の妥協をせず表現をしてきて、稚拙なこともあれば、こうやって時を超えることもできて…今一番思うのは20代半ばの僕たちをハグしてやりたいですよ。よくやってきたって。」

―― 今回の「LOVELESS」と「G.」を聴いて、音がすごく良かったですね。

SUGIZOさん「今回再録をするに当たって、自分たちの中でもっとも重要だったのが、もう一度スティーヴ・リリーホワイトと一緒に作るということだったんです。たぶんスティーヴとやらなかったら今回の再録は無かったかもしれないね?」

INORANさん「うん、そうね。」

SUGIZOさん「それくらい彼の存在が重要で、音はほぼスティーヴ任せですね。」

―― INORANさんはスティーヴから曲が戻ってきたときどのように感じましたか?

INORANさん「スティーヴはやっぱりすごいなと思ったし、僕らが初めてスティーヴとやった「CROSS」より、音で繋がる関係がさらに強固になってると思いましたね。」

―― すごく気になっていることがありまして…。先日のINORANさんのニコ生で、29年前のアルバム制作当時INORANさんとSUGIZOさんがガチンコでぶつかった曲があったそうですが、何の曲だったんですか?

INORANさん「あー!観てくれたんですか?ありがとうございます!「GENESIS(「GENESIS OF MIND夢の彼方へ」)」だったかな~?SUGIちゃんと夜中に…」

SUGIZOさん「えー全然覚えてない!」

INORANさん「覚えてないでしょ(笑)?夜中に(ギターを)入れる入れないで、すったもんだして(笑)」

SUGIZOさん「そうなんだー。」

INORANさん「スタジオがサーと凍りついてた(笑)」

SUGIZOさん「へー!「GENESIS」?」

INORANさん「それもいい思い出になったなーと思いますね、今思うと。」

SUGIZOさん「へー。」

INORANさん「誰も助けてくれなかったよ(笑)」

SUGIZOさん「何が起きたんだろう?」

INORANさん「ギターのテイクをね、もっとSUGIちゃんは入れたかったんだよ。で、俺が削ったのよ。その戦いをずっとやってたの。」

SUGIZOさん「へー!おもしろい!全然覚えてない!」

―― そういうお話を聴けるのは嬉しいです。

SUGIZOさん「昔はそうやって顔を合わせて、いい意味でガチンコでやりあいましたよね。」

INORANさん「ね。夜中にね。」

SUGIZOさん「INORANは生活変わったね(笑)」

INORANさん「今は夜中なんかまったくやらない(笑)」

SUGIZOさん「俺はまったく変わらないねー。何とかしないといけないんですけど。」

―― 今回の再録でぶつかることは無かったですか?

INORANさん「今回はね~そんなには無いね。」

SUGIZOさん「もう一人一人が優秀なミュージシャンなので、クオリティとかセンスとか100%信頼できるわけですよ。基本的には、その楽曲の作者にリーダーシップをとってもらって、その軸をもとに各メンバーが自分のできる表現を全力でする。最終決断は任せた!と作者に委ねて、ミックスに関しても最終的にはスティーヴがいいと思うものを!みたいな。一人一人が一流になっているからこそ、実は無駄なぶつかり合いがだいぶなくなっている。どっちに転んでもセンスやクオリティは間違いないんですよ。あとは微妙な好みだから。そこにお互いが侵食しはじめると、バンドって回らないんですよ。だから必ず一曲一曲に“この曲のリーダー誰”ってはっきりしているとスムーズに、いいものが出来ると近年は学んでますね。」

―― 今、皆さん、仲がいいんですよね?

INORANさん「うん、いいよ。めちゃめちゃつるんでるわけじゃないけど。」

SUGIZOさん「一緒にご飯を食べたり、5人で温泉に行ったりは無いけど(笑)」

INORANさん「温泉は無いね(笑)。相当仲いいよ、それ!」

―― そういう話は出ないんですね?一緒に行こうよって(笑)。

INORANさん「温泉行こうって?だって温泉選びで揉めるでしょ(笑)!」

SUGIZOさん「そしたら鶴巻温泉でまとまるよ。地元に帰る。原点回帰。」

ツアーは尊い時間の連続。10本では足りない、100本くらいやりたい!

―― 「LOVELESS」と「G.」のMVが間もなく発表されるということで(10月26日時点)、そのこだわりはSUGIZOさんにお聞きするのがよいですね?

INORANさん「そうですね!」

SUGIZOさん「「LOVELESS」はご承知のように壮大なスケールの曲じゃないですか、神羅万象や地球の寿命や未来をRYUICHIの言葉で綴った曲でね、その広大な感覚がいかにロックバンドと交わって映像化されるかということがすごく重要で、生まれて30年近く経つ楽曲なんですけど、最もあの楽曲のポテンシャルが活きた作品になったと思います。逆に「G.」は、LUNA SEAの中でも特にスピーディでソリッドで、シンプルなロックンロールがベースにある楽曲なので、スピード感とかエッジ感とか、このメンバーのバンドとしてのポテンシャルが最もリアルに伝わるような作品にしたかったので、そういうものができたんじゃないかと自負しております。」

―― アルバムももうすぐ出来上がるのでしょうか?

SUGIZOさん「マスタリングの最終段階。相当いいよね?」

INORANさん「いいと思う!全然違うよ「CROSS」と。」

SUGIZOさん「さらに先に行った感じがする。」

―― 特にこの曲にこだわった!という曲はありますか?

INORANさん「やっぱりアルバム全体で聴いてもらいたいね。今の聴き方と違うかもしれないけど。」

SUGIZOさん「それはいい話ね。今はイントロも端折るしさ、ギターソロも端折られる。だけど、アルバムで聴いてほしい。LUNA SEAは根がプログレなんだと思うんだよね。作品全体で伝えたいこととか、自分たちのクリエイティビティ、イマジネーションがあるから、それを極力、ショートカットや間引いてほしくない。昔、僕の大好きなPrinceがね、「LOVESEXY」というアルバムで、敢えてCDにカウンターが入ってないっていう、頭出しさせないっていう作品があったんですよ。その気持ちが良くわかるね。」

INORANさん「うん、確かにね。」

SUGIZOさん「特にこの2枚は頭から最後までの構成美が奇跡的な作品なんですよね。」

INORANさん「そうだね。」

SUGIZOさん「一曲入れ替えたら話にならない。なので、INORANの言うように、アルバム全体として接してもらえると、作った側としては幸せですね。」

―― そして、名古屋では12月16日、17日、日本ガイシホールでライブがあります!日本ガイシホールは久しぶりですよね?

INORANさん「そうですね。」

SUGIZOさん「REBOOTしてからやった?」

―― やってないです!

SUGIZOさん「REBOOTしてからやってないんだ!昔のレインボーホールですよね?じゃあ、そのクラスって東京と大阪しかやってなかったんだね。」

―― そうですね、大阪は大阪城ホールでありましたけど、名古屋はアリーナは久しぶりです。名古屋ライブで、他の会場では演っていない曲の演奏があるかも?と期待しているのですが…

INORANさん「そうですね。(期待しても)大丈夫だと思いますよ。」

―― 楽しみです!今のところ、Kアリーナ横浜の2公演だけですが、ツアーの感触はいかがですか?

INORANさん「感触はめちゃめちゃいい。すごくいいですよ!完走するのも楽しみ…完走ってちょっと浅い言葉かもしれないけど、完走するまでのプロセスとか、皆んなと会えることとか、ひとつになれることとか、近年のツアーに出た感覚よりも素晴らしいものがある。尊い時間の連続が今起きていると思いますね。」

SUGIZOさん「うん、尊い。さっきも言ったみたいに、過去の自分たちと出会う旅をしている感じもあって、20代中盤の、ともすると僕らの子どもの世代の自分たちと新しいものを作っている感じがして感慨深い。これはいつも言っていることなんですけど、この歳になってくると誰が先に向こうに行ってしまうかわからないので、このメンバーで元気に一緒にステージに立てているだけで、涙が出るくらい感激しているんですよ。そこにプラスして20代の自分たちと一緒にステージに立っているので、10本で終わっちゃうのがすごく寂しくて、100本くらいやりたかったなという気持ちです。」

―― 私は当時高校生で、「MOTHER」「STYLE」のツアーは行けなかったんですよ。ようやく行ける!という思いです。ありがとうございます!

SUGIZOさん「ありがたいことにそういう声がすごく多いですね。あの時以来見られて嬉しいという声もいただくんですけど、実はそれ以上に多いのが、あの時小さくて行けなかった人が、大人になって夢が叶ったって言ってくれる人が多くて、長くやってきて良いこともあるんだなという気持ちでいますね。」

SUGIZOさん、INORANさんの朝のルーティーンは山盛りの○○

―― では、もうお時間が無くなってきてしまったので、最後に名古屋のお話を。SUGIZOさんが名古屋メシを大好きなのは存じ上げているのですが、INORANさんは名古屋メシは?

INORANさん「僕なんかはあれですよ、日本で一番好きなのは名古屋のごはんです(笑)。僕としては、まさしく名古屋が第二の故郷ですよ(笑)」

―― 具体的に何を食べられるのでしょう(笑)?

INORANさん「え???そこはちょっと…はい(笑)。でも世界一ですね(笑)」

SUGIZOさん「日本一好きだという食事は、すなわち世界一ですよね。」

INORANさん「そうそうそうそう。SUGIZOさんが認定されてますから!」

SUGIZOさん「一泊じゃ足りないんですよ。お腹いっぱいになっちゃう自分が憎いんですよ。」

INORANさん「なるほどねー。」

―― 絶対これは食べなきゃ!ていう名古屋メシは?

SUGIZOさん「蓬莱軒ですね~。」

INORANさん「何か狙ってない?蓬莱軒の!」

―― 天下一品に続いて(笑)。

SUGIZOさん「いやいや、あれ以上美味しいウナギは世の中にないと思いますね!」

INORANさん「美味しいもんね!」

―― 朝の番組で放送するので、お二人の朝のルーティーンなどがあれば教えてもらいたいのですが?

INORANさん「水を飲んで、コーヒーを淹れて…」

SUGIZOさん「自分で淹れるの?」

INORANさん「淹れるよ。で、テラスで朝日を浴びてる。今日はめっちゃいい色でした。」

―― SUGIZOさんは6時くらいはまだ寝ていないですか?

SUGIZOさん「いや最近は寝るように頑張ってます。だいたい寝るのは4時か5時くらいですね。」

―― では、朝というか、起きた時のルーティーンはありますか?

SUGIZOさん「だいたい起きるのが11時、12時くらい。ルーティーン…普通ですけどシャワーを浴びる。あと、絶対、漢方を飲みますね。まずお腹に入れるものは漢方。」

―― やはり健康に気を使っていらっしゃるんですね。

SUGIZOさん「うん、皆んなそうだと思う。この年代になってステージで100%自分のフィジカルなポテンシャルを表現するのは相当なんですよ。特にツアー中だからこそ気を使います。この一年くらいだけど、ちゃんと寝るように心がけてます。昔は睡眠が一番優先度が低かったので、いつも寝不足だったんですけど、もう睡眠不足だといいライブができない。」

INORANさん「サプリどれくらい飲んでるの?」

SUGIZOさん「けっこう山のように飲んでる。(山のようにのジェスチャー)」

INORANさん「こんなに飲んでんの?(真似して山のようにのジェスチャー)ホントに? (笑)」

SUGIZOさん「でも最近飲み切れなくなってきて。」

INORANさん「そうね。俺も15個くらい飲んでるの。最初全部口に入れて飲んでたんだけど、なかなか減らないからさー、あ、分けて飲めばいいんだ!と気づいて (笑)」

SUGIZOさん「でも実はこの2か月で一番重要なのが漢方で、自分用にカスタマイズしてもらったもので、それを飲んでだいぶ調子がいいですね。」

INORANさん「漢方も山のようにね(笑)。」

SUGIZOさん「いや、そうでもないけど…山のようかな(笑)」

―― ありがとうございました!本当にいつまでもお元気でいてくださいね!

アリーナツアー・アルバム情報

LUNA SEAアリーナツアー(現在開催中)
https://www.lunasea.jp/
・12月2、3日 ゼビオアリーナ仙台
・12月16、17日 日本ガイシホール
・12月30、31日 大阪城ホール

セルフカバーアルバム「MOTHER」「STYLE」(11月29日リリース)
https://avex.jp/lunasea/mother_style/

LUNA SEA過去記事

コメント

タイトルとURLをコピーしました