作家・俳優・歌手として、またコメンテーターとしてもお見かけする機会が多い中江有里さん。映画『道草キッチン』が26年ぶりの主演映画となる。50代の更年期症状を抱える女性が主人公の物語ということで同年代の私としてはまさに直面しているテーマだし、何より中江さんご自身のキャリア形成に以前からとても興味があったので、今回の取材は人生100年時代の残り半分をどう捉えてどう生きるか中江さんにヒントをもらいたい気持ちで伺いました🎤(動画)
映画『道草キッチン』中江有里さんインタビュー🎤(動画)

本作に惹かれたポイントは
・徳島が舞台であること(去年訪れて自然豊かでのんびりした雰囲気を好きになったので)
・主人公の立と同年代のため(自分のこれからの人生のヒントになるかも?)
・主演が中江有里さんだったから(26年ぶりの主演映画ということと、中江さんご自身のキャリアに興味があった)
さて、実際に本作を鑑賞して私の中でどんな気持ちが湧いてきたのかというと、
”アラフィフの悩みは尽きないけど、主人公・立の選択に触れてちょっとだけ気持ちが楽になった”です。
中江さんも以下のインタビューの中で仰っていますが、この作品は単にアラフィフ主人公が移住するお話ではなくて、様々な社会問題が根底に流れています。そこから逃れることは難しいけれど、自分の軸をしっかりと持つこと、もしくは取り戻すことは誰でもいくつからでも遅くないのだなと思えました。


あとはとてもシンプルに”ベトナム料理がめちゃくちゃ美味しそう!”なので、ぜひ道草の気持ちでご覧になってみては?
映画『道草キッチン』を解説!
映画『道草キッチン』とは?
50代を迎えこれまで描いていた将来がまったく違う方向へ動き出したら?人生100年時代のいま、50歳はまだまだ人生の半分、でもこれまでの50年とは健康面も精神面も生活面もすべてが変わってくる。
本作はまさに突然居場所を無くし体調にも不安を抱える50代の立が主人公。
主演は作家、俳優、歌手などマルチに活躍する中江有里。

大林宣彦監督が手掛けた映画「風の歌が聴きたい(1998)」以来26年ぶりの映画主演作となる。
共演には米国のエミー賞やゴールデングローブ賞を総なめにしている話題の『SHOGUN 将軍』で好演した金井浩人、映画『春原さんのうた(監督:杉田協士)』で主演を務め、マルセイユ国際映画祭にて最優秀俳優賞を受賞した荒木知佳、映画『誰かの花』(奥田裕介監督)の村上穂乃佳、映画「アウトレイジ 最終章」「首」など北野武監督作品の常連俳優であり、白羽監督作品も数多く参加している仁科貴、昨年の大阪アジアン映画祭招待作品であり、現在公開待機中の映画『すとん(渡邉りか子監督)』でメインキャストを務める本間淳志、映画「愛がなんだ」やNetflix「ちひろさん」など今泉力哉監督作品に出演する芝博文、また歌手やミュージカルの第一線で活躍する今陽子やミュージシャンの大塚まさじらも映画の主要な役どころで参加している。




また、徳島県出身のピアニスト石井琢磨が参加しており、演奏曲「月の光(クロード・ドビュッシー)」がエンディング曲として作品に華を添えている。
映画『道草キッチン』ストーリーは?
都会で小さな喫茶店を営む主人公・桂木立(りつ)。
家族や親戚もいない彼女は、余生を 1 人で生きていこうと決めていた。そんな折、再開発の影響でお店は立ち退きを余儀なくされ、閉店に。さらに、健康上の問題も重なり、将来への不安を抱え、茫然とする立。そこに突然、吉野川市から相続に関する通知が届いたことを機に、徳島への移住を決めた―
立は初めて訪れる徳島の地で、様々な事情を抱えた地元の人々や、懸命に日本で生きるベトナ
ム人たち、そして自然豊かな食材をもとに作られるベトナム料理を通じた至福の時間を経て、徐々に自分自身の中にある過去のわだかまりや親族との繋がりに真摯に向き合い、自分の生き方を見つめ直す、そんな女性の物語です。
公式HPより
作品概要

タイトル:「道草キッチン」(全国順次公開中、伏見ミリオン座・ミッドランドスクエアシネマ等 11月28日(金)公開)
監督:白羽弥仁
脚本:白羽弥仁 知 愛
出演:中江有里 金井浩人 村上穂乃佳 本間淳志 ファム・ティ・フォン・タオ 荒木知佳 芝 博文 仁科 貴 大塚まさじ 今 陽子
エンディング曲:「月の光」作曲:クロード・ドビュッシー
演奏:石井 琢磨 (イープラス)
制作・配給:KYO +
配給協力:TORA インターナショナル
公式HP:https://michikusa-kitchen.com/
© 2025 映画『道草キッチン』製作委員会


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