2月7日(金)名古屋のミッドランドスクエアシネマで行われた映画『知らないカノジョ』(2月28日全国公開)の舞台挨拶に主演の中島健人さん、本作で映画初出演のmiletさんが登壇。
作品への思入れや、映画にちなんだ”理想の初デートプラン”などで会場を盛り上げた。
映画『知らないカノジョ』中島健人 ✖ milet 名古屋舞台挨拶レポート
中島健人&milet、名古屋といえば?
中島さんは「今日は皆さんにこの映画を見てもらえて嬉しいです。少しの時間ですが映画の良さを伝えたいと思っています。」miletさんは「私の演技初挑戦の作品です。この映画をたくさん愛してもらえるようにと挑んだ作品です。」と作品への思い入れある挨拶からはじまった。
中島さんは3か月ぶりの名古屋だそうで「ラジオツアーでアスナル金山でイベントをしてめちゃめちゃ盛り上げました(笑)」とコメント。またmiletさんは「ライブツアーでは必ず来ています!」とアーティストである二人にとって名古屋はなじみのある場所のようで、中島さんは「yoasobiの名古屋のファイナルを見に行った帰りに食べたゴマ担々麺が美味しかった。一人でお客さんに紛れて並びました(笑)」、miletさんは「ライブ会場でみるお客さんがみんなオシャレ!」と名古屋の印象を語った。

”高嶺の花”と”プリンス”、初共演の感想は?
初共演の感想を聞かれると中島さんは「2016年くらいのミュージックステーションに出演した時には高嶺の花だった。でもいざ共演してみると明るいしポップに色んなことを話してくれて撮影が楽しめそうだなと本読みの段階から感じていた。」miletさんは「この通りプリンスじゃないですか!どうやってこのキラキラオーラを消して演じるんだろう?と思っていたら、本読みからリクになっていたんですよ!リクはちょっとおっちょこちょいでキュートなんです。いつも中島健人さんとは全然違って、ギャップに感動しました」とお互いを絶賛した。
ナチュラルすぎる健人、観てほしくない?!
中島さんは等身大の大学生~青年を演じることについて三木孝浩監督とどんな話をしたのか聞かれ、「僕の撮影は去年の4月1日ごろから始まってちょうど新しいスタートを迎える段階だったので、この映画に新鮮な気持ちで臨んで欲しいと監督からメッセージをもらっていました。自分のことをさらけ出すつもりでこの映画に挑んだので、僕の劇場映画史上、一番素の姿をさらけ出せたと思います。」と自身の転機と重なった撮影当時を振り返った。
俳優としてオファーされたことについてmiletさんは、「最初主題歌のお話かと思ったのですが、え?ヒロイン?!と驚いてしまって。カメラの前でお芝居している自分が想像つかなかったんですよ。でも三木監督が”miletのままでいいよ”と言ってくれて、さらに中島さんのお名前を見た時にすごく安心しました。この方が主演ならきっと楽しいんだろうなと思って、この船に乗って旅立つことを決めました。」と俳優初挑戦のきっかけについて語ると、中島さんは「嬉しいです!でも、12作目くらいでしょ?現場で全然緊張していなかった(笑)」とすかさずツッコミ。それに対してmiletさんは現場での中島さんの空気づくりに触れ、「すごい早さでスタッフさんの名前を覚えるんですよ!今日初日だよね?!と思うくらいに。」とそのコミュニケーション能力の高さに驚いたことを明かすと、「僕の特殊能力です!」と中島さんはニヤリ。

三木監督の作品にずっと出たかったという中島さんは、「嬉しかったですね!憧れの三木ファミリー!松本潤君主演の『陽だまりの彼女』が大好きで、潤くんってスーパースターじゃないですか、その潤くんをあそこまで素朴な姿にできる三木監督の手腕で、僕を俳優にしてもらいたい、自分のナチュラルを引き出してもらいたいと19歳くらいころから思っていました。10年オファーがなくて、先に会社のタレントさんがどんどん出演していくんです。知念(侑李)くんとか、みっちー(道枝駿佑)とか(笑)。待って待ってこのタイミング。30歳になって1本目の映画で、節目になる作品なので、このタイミングで出られて良かったです。」と感慨深げに語ったが、あまりにもナチュラルすぎたため「観られたくないです(笑)。自分のありのままの表情すぎるので恥ずかしいですが…観てください!」と観念したように笑った。
miletさんは試写で初めて観た俳優の自分に「私のようで私じゃない私が居るという感じでした(笑)。素の私でもあるけど、確かにミナミがそこに居たことが嬉しかったです。」と自身の映画初出演を噛みしめた。
名古屋デートとおうちホラーデート
劇中のリクとミナミのデートシーンにちなんで、好きな人と初デートをするならどんなプランにするか聞かれた中島さんは、「やっぱり”アスナル金山”ですかね!広場で手つなぎデートをして、その後名古屋駅のゴマ担々麺に行って、〆に手羽先を(笑)。」と名古屋のお客さんにサービストーク。miletさんは劇中で二人が映画を観るシーンをあげて、「私はお家でホラー映画をみたい!あれは理想的なシーンです!」と意外な回答に、中島さんが「初デートで?!」とツッコミを入れると、「初デートで!その人のホラー耐性を見極めたい!」と珍回答。さらに「怖がるボーイフレンドは嫌なの?」と聞かれ、「怖がってもいいけど、退席は許さない(笑)!」と意外なホラーへの執着を覗かせた。
さらに映画の設定のように別の世界に行くなら何をしますか?と聞かれると「一番最初はパイロットになりたかったので、飛行機に乗って世界中を旅するかも。海外が好きなので色んな場所に行って”GOOD LUCK!!”って言ってたかもしれないです(笑)」と中島さん。miletさんは「私は動物が好きで、その中でもシャチが好きなので、飼育員になりたい!」とシャチ愛を熱弁した。

名古屋のファンにメッセージを!
最後に名古屋のお客さんへのメッセ―ジ
miletさん「初めて演技に挑戦して不安もあったのですが、三木監督と中島さんの大きな船に乗って、大きな一歩を踏み出すことができました。大切な人を想いながらこの作品に挑んだので、きっと観てくださる方も、大切な人に今何ができるのかと考えられるような愛がいっぱいの作品です。皆さんにたくさんたくさん愛していただきたいです。」
中島さん「今回の作品は個人的には劇場映画10作品目です。30歳になって初めて挑戦させてもらったこの作品で自分の素朴なナチュラルな部分を三木監督に引き出してもらって、miletさんとのいいアンサンブルができたと思っています。僕自身、リクというフィルターを通して、身の回りの何気ない日常の幸せの大切さに再度気付かされました。観ると周りいるお世話になっている人がより愛しくなるラブストーリーだと信じています。しっかりチームで心を込めて作った作品なので、皆さんに心から届けたいと思っています。楽しんでください。」
映画『知らないカノジョ』を解説!
映画『知らないカノジョ』とは?
ラブストーリーの名手・三木孝浩監督の最新作。小説家として成功した男が、隣にいた最愛の人と出会っていない、ふたりの立場が逆転した〈もう一つの世界〉に放り出され、“愛の試練”に立ち向かう切なくも心温まる物語。主人公のリクを演じるのは、本作の撮影開始と同時期にソロアーティストとしての活動をスタートさせた中島健人。隣にいた愛する人を失いとまどいながらも、必死に奔走する情けない姿をも自然体で演じ、俳優としての新たな一面を見せる。ヒロインのミナミに抜擢されたのはシンガーソングライターのmilet(ミレイ)。すれ違いに悩む妻とトップアーティストという”ふたつの世界”のミナミを映画初出演とは思えない演技で演じ切り、観る人を驚かせるに違いない。さらに本作では主題歌にして劇中歌「I still」を書き下ろしている。
映画『知らないカノジョ』ストーリーは?
大学時代に小説家志望の神林リクはミュージシャンを目指す前園ミナミと出会う。二人は互いに一目惚れして結婚。
8年後、リクは超人気のベストセラー作家となるがミナミは志半ばで夢を諦めていた。そんなある日ミナミとケンカした翌朝リクが目覚めると、なぜかミナミは大スターでリクは小説家ではなくいち編集者という世界に。更に二人は出会ってもいなかったのだ。困惑するリクは元の世界を取り戻そうと奔走し、なんとかミナミに近づくが、彼女の隣には愛する人がいた――
公式HPより
作品概要
タイトル:「知らないカノジョ」2025年2月28日(金)全国公開
監督:三木孝浩
脚本:登米裕一 福谷圭祐
出演:中島健人 milet
桐谷健太 風吹ジュン 眞島秀和 中村ゆりか 八嶋智人 円井わん
主題歌:「I still」milet(ソニー・ミュージックレーベルズ)
配給:ギャガ
公式HP:https://gaga.ne.jp/shiranaikanojo/
©2025『知らないカノジョ』製作委員会
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