地元民もびっくりの発見の連続!映画『わたのまち 応答セヨ』を観てGWに蒲郡に行くべき理由

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「進め!電波少年」などの伝説的プロデューサー・土屋敏男、そして「過去はいつも新しく、未来はつねに懐かしい 写真家 森山大道」(2020)でデビューし、世界にインパクトを与えた映画監督・岩間玄がタッグを組んだ映画『わたのまち 応答セヨ』。語りには岸井ゆきのを迎え、かつての「繊維の街・蒲郡」の華々しい過去、斜陽の現在、一筋の光が射す未来が疾走感あふれる映像で描かれる。
愛知県の海辺の街・蒲郡。GW後半の旅行先に迷っている方、ここは穴場中の穴場ですよ!

映画『わたのまち 応答セヨ』岩間玄監督インタビュー🎤

作品の舞台、愛知県蒲郡市は私が育った西尾市の隣町だ。それなのに蒲郡が「繊維のまち」だったなんてまったく知らなかった。それほどに蒲郡に行っても「繊維」のせの字も「わた」のわの字も感じたことがなかった。しかも!1200年前、日本に初めて綿花がもたらされたのがわが町・西尾だったなんて聞いていない!何てことだ!
なぜこれほどまでに誰にも知られていないのか?海外のハイブランドからも注文が来る蒲郡の「三河木綿」っていったい何なんだ?!
その謎は本作の岩間監督が蒲郡の街中を自転車で駆け回り、苦労の末解き明かしてくれた。
”蒲郡の鈴木さん”に会いに行かなきゃ!そんな気持ちを駆り立てられる、ドキュメンタリーだけどとってもエンタメな作品だ。

映画『わたのまち 応答セヨ』を解説!

トンネルを抜けるとそこには「わたのまち」がある…そう思い込んでいた。「街の繊維産業に光を当てる映画を作ってほしい」と市の依頼を受け、三河・蒲郡市を訪れた監督は途方に暮れた。

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1200年前、日本に初めて綿花がもたらされた街。戦後、衣類が不足する中、織れば飛ぶように売れた空前の好景気で朝から晩まで街のあちこちで「ガチャン、ガチャン」と音が鳴り響いていた。しかし、かつての活気は失われ、織機の音も聞こえてこない。そこにあるのは、街の構造的な問題と人々の諦めムードだった。

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ここに描くべき希望があるのか?映画制作は難航を極める。そんな中、わたを種から育て紡ぐ80歳の職人と出会い、映画作りがその職人の背中を押し、街を揺さぶり、人々の眠っていた情熱が燃え上がっていく。そして、舞台は蒲郡からロンドンへ怒涛の如く展開し、日本のモノ作りの本気が、海を越えて人々の心を掴み、「繊維の街」に奇跡をもたらす。

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2020年、「過去はいつも新しく、未来はつねに懐かしい 写真家 森山大道」でデビュー、世界にインパクトを与えた映画監督・岩間玄が、「進め!電波少年」などのテレビ界の伝説的プロデューサー・土屋敏男とがっぷり四つに組んで送るド迫力と感動のエンタメドキュメンタリー。映画制作に苦闘する二人はやがて「モノ作りとは何か?」という自らの覚悟をも試される展開を迎えていく。語りは『ケイコ 目を澄ませて』(22)で第46回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞受賞ほか数々の賞を受賞した岸井ゆきの。これは決してこぢんまりした産業映画ではない。それどころか、作り手も被写体も予想だにしなかった方向に転がり出し、予定調和を次々と破壊する再生と復活への狼煙の物語である。

公式HPより

作品概要

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作品概要

タイトル:「わたのまち 応答セヨ」
企画・プロデュース:土屋敏男
監督・撮影・編集:岩間玄
語り:岸井ゆきの
配給・宣伝:鈴正、JAYMEN TOKYO
公式HP:https://watanomachi.com/
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