映画コンテスト“感動シネマアワード”で大賞を受賞した作品を映画化。
2023年も出演作が続々公開になる、注目の俳優・宮沢氷魚が今回演じるのは、天才的な画の感性を持つ「発達障害」の屋内透。
今回初めて映画の制作段階から関わったという宮沢さんが、名古屋舞台挨拶で本作への思いを語った。(動画でご覧ください🎥)
映画『はざまに生きる、春』名古屋舞台挨拶🎤(動画)
映画『はざまに生きる、春』を解説!
映画『はざまに生きる、春』とは?
2020 年に実施した“映画をつくりたい人”を募集するプロジェクト「感動シネマアワード」(主催:レプロエンタテインメント)にて大賞を受賞した映画『はざまに生きる、春』。
現在出版社で漫画編集者として働く葛里華(かつ・りか)監督による初のオリジナル長編作品。発達障害を持つ画家・透と、出版社に勤務する女性・春の恋模様を描く。葛監督はこれまでに自主映画を制作し 2016 年に公開された短編映画『テラリウムロッカー』(脚本・監督・編集)では「カナザワ映画祭 2019」にて新人監督部門に入選したほか、「TAMA NEW WAVE ある視点」、「知多半島映画祭」に
入選するなど、その才能に注目が集まっている若手監督だ。
主人公・屋内透(おくない・とおる)を演じたのは宮沢氷魚。第 12 回 TAMA 映画賞最優秀新進男優賞、第 45 回報知映画賞新人賞、第 42 回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞、第 45 回日本アカデミー賞新人俳優賞受賞と、数々の映画祭でその実力を認められ、2023 年は映画『THE LEGEND&BUTTERFLY』、映画『エゴイスト』など出演作品が続く、今最も目が離せない俳優だ。
宮沢は「初めて脚本を読んだ時から引き込まれた。」と作品への熱意を語り、撮影前には天才的な画の感性を持つ「発達障害」の主人公と向き合うため、監督と共に発達障害の人々への取材を重ね、医療監修者たちのアドバイスも受けながら、入念な役作りに挑んだ。
そして、主人公・屋内に恋する小向春(こむかい・はる)を小西桜子が演じる。
好きな人と分かり合いたいとただ願う気持ちとは裏腹にすれ違っていく恋のもどかしさ。純粋に”人を好きになる”、真っ新なピュアな気持ちを思い出す、あたたかな陽だまりのような恋愛映画だ。
映画『はざまに生きる、春』ストーリーは?
出版社で雑誌編集者として働く小向春(小西桜子)は、仕事も恋もうまくいかない日々を送っていた。
ある日、春は取材で、「青い絵しか描かない」ことで有名な画家・屋内透(宮沢氷魚)と出会う。思ったことをストレートに口にし、感情を隠すことなく嘘がつけない屋内に、戸惑いながらも惹かれていく春。屋内が持つその純粋さは「発達障害」の特性でもあった。
ただ、人の顔色をみて、ずっと空気ばかり読んできた春にとって、そんな屋内の姿がとても新鮮で魅力的に映るのであった。
周囲が心配する中、屋内にどんどん気持ちが傾いていく春だったが、「誰かの気持ちを汲み取る」ということができない屋内にふりまわされ、思い悩む。
さまざまな “はざま”で揺れる春は、初めて自分の心に正直に決断するー。
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