『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』をDolby Cinema™(ドルビーシネマ)で観てきました!
今、この「ガンダム」の世界を観て、感じること、考えることの重要さについて綴ります。
「ガンダム」をこれまで観たことがない方も、「ククルス・ドアン」がきっかけで興味を持てると思いますよ。
「ガンダム」大好きな方は、読まないでください
すでに「ガンダム」大好きすぎる方はたくさんいます。
私の知識レベルは、”ファーストガンダムのみ見ています”なので、深堀りはできません!
大好きすぎる方には到底及ばないので、はじめから敗北宣言しておきますw
「シネマナ」は”映画好きをもっと増やしたい”がコンセプトなので、映画を観るきっかけになるお話をこれからもしていきますね。
※ファーストガンダム…1979年から放映された『機動戦士ガンダム』のこと。ガンダムシリーズの第1作目ということで「ファーストガンダム」と呼ばれることが多い。
(第1話から観たいと思った方、各動画配信サービスで観られますよ!)
「ガンダム」初心者🔰へ「ククルス・ドアンの島」超・簡単解説
そもそも今回の映画タイトルにある「ククルス・ドアン」とは何かというと…
人の名前です!主人公アムロ・レイが無人島で出会う男のことです。
ドアンはアムロたち地球連邦軍の敵・ジオン公国軍(ここでは敢えて”敵”と表現します)のモビルスーツ・ザクのパイロットで、アムロたち侵入者を攻撃。アムロが操縦するガンダムと対峙し、ガンダムは無人島の崖から転落してしまう。
気を失ったアムロが目を覚ますと、そこはベッドの上。そして無人島に居るはずもない子どもたちの声が…。
なぜ子どもたちが?そしてアムロはガンダムを見つけ出し、ホワイトベース(地球連邦軍の宇宙戦艦)に戻ることができるのか?!
この映画は、テレビアニメ「機動戦士ガンダム」の15話「ククルス・ドアンの島」をリメイクしたもの。
テレビアニメの1話分・30分のストーリーが、劇場版では1時間30分に。
ドアンとはどんな人物なのか深く描かれるとともに、「ガンダム」の登場人物たちやその関係性がこの映画を観ればだいたいわかる内容になっている。
ちなみに…
今回のストーリーには関係ないけど、ちゃんとアムロのライバル、
”赤い彗星・シャア”も登場しますよ!
(シャアのことを知りたかったら「機動戦士ガンダム THE ORIGIN 誕生 赤い彗星」をご覧ください。彼の生い立ちがわかります。)
「ガンダム」で描かれる、今観るべきストーリー
「機動戦士ガンダム」を知らない方は、”ガンダムというロボットに乗る少年が、味方のために敵に勇敢に立ち向かうロボットアニメ”だと思っている人が多いと思う。
作品制作の背景は色々あるが(それは今回は端折って)、この作品はいわゆる”ロボットアニメ”ではない。
主人公アムロはただの機械いじりが趣味の15歳の少年だったが、偶然ガンダムを見つけことでパイロットに。(父親がガンダムの設計に関わっていた)
15歳の少年が戦争兵器として開発されたモビルスーツのパイロットになり、戦争に駆り出されることになる。
アムロだけでなく、先に紹介したホワイトベースの乗組員は正規の軍人ではなく、ほどんどが民間人の少年少女だ。ホワイトベースの艦長ブライトさんだって、19歳という設定。
そこからも分かるように「ガンダム」には、”戦争” ”民間人の戦闘員” ”少年兵”が描かれている。
そして、アムロたち「地球連邦軍」と、敵対する「ジオン公国軍」。
「ガンダム」がこれまでの子ども向けのロボットアニメと一線を画していたのは、善悪の境目を描かなかったことだ。
自分たちを攻撃してくる相手は、”敵”であり”悪”。
どちらの立場から見るかによって、”敵” か”味方”か、”善” か”悪”か、なんて容易に逆になる。
ジオン公国軍の軍人の人物像も描かれることで、観ている私たちも相手を”敵”とは思えなくなっていく。
私は、ジオン軍のランバ・ラルとハモンのストーリーが一番好きです!
これも「THE ORIGIN」を観るとさらに面白いですよ!
そんなストーリーの中での「ククルス・ドアンの島」だ。
ドアンは10数人の子どもたちの世話をしながら、無人島での生活を脅かす ”敵”をザクで撃退していた。
子どもたちは戦争孤児だ。(ドアンが子どもたちを守る理由については作品を観てほしい)
子どもたちにとってドアンがヒーロー、攻めてくる奴らは悪いヤツ。
アムロたちに向かって石を投げ、敵意をむき出しにする。子どもの反応はより素直で本能的だ。
「ガンダム」の中で描かれる”戦争”と、私たちがいま目にしている軍事侵攻という名の”戦争”。
さらに身近なところで、自分のテリトリーや日常を壊される恐怖と嫌悪から、攻撃的思考になってしまうこと。
「ククルス・ドアンの島」観て感じたのは、人と人が分かり合うのには、何かを共有したり会話をしたり、やはり時間がかかるものなのだ。
思いっきり綺麗ごとだけど、自分から心を開くこと、受け入れること、許すこと、失敗しても償うこと。
目の前のできることから、私たちは少しずつ世界を変えられると思う。
結局、「ガンダム」を操縦するのは人間なのだから。
おすすめ鑑賞ポイント
最後に『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』おすすめ鑑賞ポイントをお伝えします。
私が今回観たのは、名古屋駅前のミッドランドスクエアシネマにある「Dolby Cinema™(ドルビーシネマ)」
360度臨場感のある音響、くっきりしたコントラスト、没入感がたまりません。
アクション映画とか派手めのものを観たら「映画館に来たぞー!」という特別感があっていいですよね。
今回「ガンダム」をDolby Cinema™で観てよかったと思ったのは、何と言っても!
”ガンダムが立ち上がるシーンの音を体感できたこと!”
マニアックですかね?
戦闘シーンももちろん魅力的ですが、あの機動音のワクワク感はいくつになっても変わらないものです!
ぜひ、気になる方はせっかく映画館に行くなら「Dolby Cinema™」も選択肢に入れてみてくださいね!
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