現在公開中のドキュメンタリー映画『掘る女 縄文人の落とし物』。
『≒草間彌生 わたし大好き』『氷の花火 山口小夜子』が話題となった松本貴子監督。
最新作の主人公は、これまでの煌びやかな世界とは真逆?のただひたすら茶色の土を掘る女たち。
「掘る女たち」のキラキラ輝く瞳の秘密を知りたい方、ぜひ!多幸感あふれる作品です!
現在公開中の名古屋舞台挨拶を動画で🎥
8月21日(日)、名古屋の名演小劇場で、『掘る女 縄文人の落とし物』の舞台挨拶が行われた。
松本貴子監督、樹林舎編集長でスワニミズム会員の折井克比古さんが登壇。
※スワニミズムとは…諏訪を拠点とする、信仰史、信仰思想、史学、考古学、民俗学等の研究会
今回は司会をさせてもらったので、気になる映画の登場人物たちとの出会いや、この映画の魅力について伺いました。動画でご覧ください🎥
土臭くてラブリー?!新感覚・発掘ドキュメンタリー
何かに熱中している人って、どうしてこんなに人を惹きつけるんだろう?
泥だらけ汗まみれになりながら土を掘り、縄文時代に思いを馳せるこの映画の登場人物たちはキラキラしていた。
私自身、縄文時代、土器、土偶に、興味があったわけではないのに、この作品を観終わったあと、自分の住んでいるマンションの下、歩いている道路の下が気になって仕方ない。
わたし達にはご先祖様がいる。それは当然のごとくわかっている。でも辿れるのは、戦国時代が限界点だと何かで読んだことがある。
さらに遡って、今から約1万6千年前~3千年前に、この地に確かに縄文人はいたんだと、この映画で感じることができた。
土を掘ると、彼らが作った土器や土偶、生活の跡が見つかる。
「遺跡」というと、特別なものを想像するけど、あなたの足元にも、彼らの生活の跡があるかもしれない。
土器は出なくても、落とし穴はあるかもしれませんよ!←何のことかは、映画をご覧くださいw
ドキュメンタリー映画『掘る女 縄文人の落とし物』とは?
2021年7月に「北海道・北東北の縄文遺跡群」が世界文化遺産に登録され、再評価が進む縄文文化。今から約1万6千年〜3千年前に作られた奇妙なデザインの土器や、どこか可愛げのある造形の土偶の謎は、多くの現代人を惹き付けてやまない。しかし、本作が光を当てるのは、その「発掘」に魅せられた女性たち。『≒草間彌生 わたし大好き』『氷の花火 山口小夜子』が話題となった松本貴子監督の最新作は、縄文遺跡の発掘調査に携わる女性たちを3年間にわたって記録したドキュメンタリー。男仕事と思われがちな遺跡発掘で、汗だくになりながらスコップを地面に這わせる彼女たちが、あなたを縄文時代へと誘う。ナレーションは「銀河鉄道999」のメーテル役で知られる池田昌子が担当。 (公式HPより)
長野で30年間同じ現場を掘り続ける大竹さん。土偶愛あふれる調査員の八木さん。
進路に悩む縄文好き大学院生、伊沢さん。土器や土偶を掘り当てる凄腕主婦作業員さん…
私も皆さんと一緒に土を掘ってみたい!
そんなワクワクをくれる魅力的な登場人物ばかりです!
【作品概要】
■タイトル:ドキュメンタリー映画『掘る女 縄文人の落とし物』
■監督:松本貴子
■配給:ぴけプロダクション ■配給協力:プレイタイム
■公式HP:https://horuonna.com/#
©︎2022 ぴけプロダクション
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