現在、名演小劇場で開催中の「boidsound FILM FESTIVAL」(ボイド・サウンド映画祭)。
第2週目の最終日に、映画『パプリカ』を体感してきました!
「ボイド・サウンド」とは?
映画好きなら当たり前にご存知でしょうか?
「boidsound」(ボイド・サウンド)という言葉を、私は初めてききました。
最近よく聞く(参加したことはまだないけど)「爆音上映のこと?」と、ふんわりした知識しかなかったところ、
以下の説明を読んだら、俄然体感してみたくなった。
Boidsound とは…
爆音上映で知られる boid の音響調整チームが、音楽ライヴ用の機材を映画館に持ち込むのではなく、映画館にあらかじめ備え付けの機材のみを使って映画の音を 1 本 1 本調整。耳ではなく身体全体で音を聴き、感じることを目指し音量を上げ、映画の音響のバランスをとることによって映画と映画館と観客の身体の可能性を最大限に広げる試み。
”映画館にあらかじめ備え付けの機材のみを使って”という言葉に惹きつけられた。
つまりは、”その劇場でしか感じることができない音響”ということですもんね!
さらに、”身体全体で音を聴き、感じる”とは、どんな空間で、どんな風に聴こえるものなの?!
ワクワクが止まらない神取は、まだ観られていなかった『パプリカ』を体感しに劇場へ向かいました。
ボイド・サウンドの楽しみ方
朝9時50分、名演小劇場の3階、「ボイドサウンド映画祭」の会場となっているスクリーンへ。
先に着席されていたお客さんは、一様に前の方の席に座っていたので、私はいつものクセで、最後列の真ん中の座席に。
座ってから気づいたのだが、このスクリーンの後列は天井が低くなっていて、もしかしたら音の響きが違ったのかもしれない。
boidsoundの本来の音の響きを体感するには、ど真ん中か、ちょっと前の席にすべきだったような気がする。(いつも詰めが甘い)
しかし、いざ上映が始まってみると、そんなことはすっかり忘れるくらいの音量、迫力。
『パプリカ』をご覧になったことがある方はわかると思うが、劇中の夢の中のシーンは色彩に溢れていて、音楽も派手になればなるほど不気味さを増す。
ガチャガチャと人形たちが大行進する場面は、音が湧きあがるように劇場中に広がって鳥肌が立った。
映画館で映画を観る良さのひとつは、作品の世界に没頭できること。
音にこだわると、その魅力が何倍にもなるのだと実感できた。
残りあと一週!映画ファンはぜひ体感してみて!
現在名古屋で開催されている「ボイド・サウンド映画祭」は、明日から最終週に入る。
上映スケジュールは以下の通り。
残念ながら、今回ご紹介した『パプリカ』の上映は今日までだが、最終週のラインナップも間違いなく豊かな音の洪水を全身に浴びられるはず。
『ゆらゆら帝国』
まだ間に合う、「ボイド・サウンド映画祭」
映画好きの皆さんは、ぜひ体感てみてくださいね!
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