映画『宝島』沖縄のおばあたちが涙を流して「ありがとう」と…大友啓史監督インタビュー🎤(動画)

インタビュー

2019年に企画が動き出したものの、コロナの影響で撮影は2度延期となり、6年の歳月を経てようやく公開となる映画『宝島』。戦後のアメリカ統治下の沖縄を命がけで駆け抜けた若者たちの姿を描いた真藤順丈の同名小説を、映画『るろうに剣心』シリーズや『レジェンド&バタフライ』を手掛けてきた大友啓史監督が実写映画化。徹底的なリサーチのもと限りなくリアルな沖縄を再現したその舞台裏を大友監督に伺った🎤

映画『宝島』大友啓史監督インタビュー🎤

映画『宝島』を解説!

映画『宝島』とは?

舞台は、アメリカ統治下に置かれていた1950〜70年代の沖縄――。
日本の法律も届かず、自由も尊厳も奪われた時代に、米軍基地から物資を盗み出し、人々に分け与える若者たちがいた。彼らは「戦果アギヤー」と呼ばれ、命がけで“戦果”を求めて走っていた。
幼なじみのオン、グスク、ヤマコ、レイの4人も、その一員だった。だがある日、リーダーのオンが謎の失踪を遂げ、残された3人はそれぞれ異なる道を歩み始める。そして20年後、沖縄の怒りが爆発した「コザ騒動」の夜――彼らの運命が、再び交錯する。
原作は第160回直木賞を受賞した真藤順丈の傑作小説。壮絶な時代と青春の光と影を、「るろうに剣心」シリーズの大友啓史監督が圧倒的なリアリズムとスケールで実写化。主演は妻夫木聡、共演に広瀬すず、窪田正孝、永山瑛太。総力を結集して描かれる“もうひとつの戦後”が、スクリーンに刻まれる。
過去の痛みが、いまを生きる私たちに問いかける。
これは、忘れられた沖縄の歴史と、抗い続けた若者たちの魂の物語である。

映画『宝島』ストーリーは?

1950年代、アメリカ統治下の沖縄。日本本土からも切り離されたその地では、米軍基地から物資を奪い取り、貧しい人々に分け与える「戦果アギヤー」と呼ばれる若者たちが存在していた。グスク、ヤマコ、レイ、そしてリーダー格のオン。4人の幼なじみは、厳しい時代の中で希望を分かち合いながら、日々を懸命に生きていた。

しかし、ある襲撃事件をきっかけに、オンが突然姿を消す。彼の不在は、残された3人の人生を大きく変えていく。刑事となったグスク、教師として教壇に立つヤマコ、裏社会に身を投じたレイ──それぞれが葛藤と怒りを胸に、沖縄の現実と向き合い続ける。

そして1970年、ついに爆発する民衆の怒り ── “コザ騒動”の夜。焼き払われる米軍車両、暴徒化する群衆。その混乱の中で、再び交差する3人の運命。消えたオンの行方、彼が奪った“戦果”の真相とは何だったのか ──。

作品概要

作品概要

タイトル:「宝島」(2025年9月19日(金)公開)
監督:大友啓史
原作:真藤順丈(講談社文庫)
出演:妻夫木聡/広瀬すず/窪田正孝/永山瑛太
配給:東映/ソニー・ピクチャーズ エンターテインメント
©真藤順丈/講談社 ©2025「宝島」製作委員会

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